Viivi 段階 B がうまくいかない < 段階 B < インストール < Viiviの小部屋 < 入り口 / Entrance
段階 A がうまくいったにもかかわらず,段階 B でうまくいかないということは,起動ファイル
viivi
viivi.bat
に問題があると考えられます.
Unix 系プラットフォームでは起動スクリプトファイル
viivi
を使います.
$ chmod ugo+rx viivi
を実行して起動スクリプトファイルを読めて実行可能な状態に設定してください.[例]
#!/bin/bash
#!/usr/bin/ksh
#!/usr/local/bin/tcsh
などのように正しく書き換えてください.
Windows プラットフォームでは起動バッチファイル
viivi.bat
を使います.
Windows プラットフォームの場合にはそのままでバッチファイルが動くはずです.
viivi.bat
ファイルが壊れていないか調べてください.
Error occurred during initialization of VM
...(2行めのエラーメッセージは以下を参照)...
のようなエラーメッセージが表示された場合,
起動ファイル内で使用メモリ容量の割り当て指定を変更する必要があります.
エラーメッセージの 2 行めの内容によって対処方法が違います:
Too small initial heap for new size specified
である場合:
Viivi に割り当てるメモリ容量をもっと大きく指定する必要があります.
Could not reserve enough space for object heap
である場合:
Viivi に割り当てるメモリ容量をもっと小さく指定する必要があります.
どちらの起動ファイルでも,使用メモリ容量の割り当て指定箇所は
java
から始まっている1行です.
viivi
内:
java -Xss512m -Xms1024m -Xmx2048m -jar ${VIIVI_HOME}Viivi.jar ${*}
起動バッチファイル viivi.bat
内: java -Xss512m -Xms1024m -Xmx2048m -jar %VIIVI_HOME%Viivi.jar %1 %2 ... %8 %9
java
コマンドに与えている最初の3つの引数の値を検討します.
-Xss512m
は JVM のスタックサイズの値です.
-Xms1024m
は JVM のヒープサイズの初期値です.
-Xmx2048m
は JVM のヒープサイズの最大値です.
PC に搭載されたメモリ容量が小さい場合には使用メモリ容量を小さく指定する必要があるかもしれません.
もちろん,小さなメモリ容量を指定した場合には
大きなメモリ容量を必要とする Scheme プログラムは走らなくなります.
実際に Viivi を使ってみてプラットフォームや目的に合わせて最適なメモリ容量を指定してください.
Viivi の起動ファイルを編集して Viivi を正しく立ち上げられるようになったら,今後のアップ
デートで上書きされないようにバックアップファイルを作っておくことをお勧めします.
そのためには Viivi のシステムディレクトリ内で以下のコマンドを入力します:
$ cp viivi viivi.SAVE Unix 系プラットフォーム (sh 系)
% cp viivi viivi.SAVE Unix 系プラットフォーム (csh 系)
> copy viivi.bat viivi.bat.SAVE Windows プラットフォーム
GUI (Graphical User Interface) の操作に慣れている方は
各プラットフォームの GUI ツールを使って起動ファイルのコピーを作成してもかまいません.
起動ファイルの詳細については 起動ファイルの内容 もご覧ください.
Viivi 段階 B がうまくいかない < 段階 B < インストール < Viiviの小部屋 < 入り口 / Entrance
2022/03/02 開設
Copyright(C) 2003-2022 ilma <ilma@viivi.io> All rights reserved.