階層構造 < viivi.vcnf/.viivirc < システムファイル < Viiviの小部屋 < 入り口 / Entrance


設定ファイルの階層構造

同時に複数個の設定ファイルを異なるディレクトリに置くことができます.
Viivi のシステムディレクトリ内の設定ファイル viivi.vcnf と だけは必ずなければいけませんが,それ以外の設定ファイルはなくてもかまいません.

以下に示すリストの中で設定ファイルは上から下への順に読み込まれます.
後から読み込まれた設定の内容が先に読み込まれた設定の内容を上書きしていきます.
したがって, リストの下のほうにある設定ファイルのほうが リストの上のほうにある設定ファイルよりも優先して Viivi の立ち上げ時の状態に反映されます.

	0.	${VIIVI_HOME}viivi.vcnf	(必須,著作権設定は編集不可)
	1.	${HOME}/.viivirc}    	(任意,編集可)
	2.	${HOME}/viivi.vcnf} 		(任意,編集可)
	3.	${PWD}/.viivirc}    		(任意,編集可)
	4.	${PWD}/viivi.vcnf} 		(任意,編集可)

なお上の説明で, ${VIIVI_HOME}Viivi のシステムディレクトリへのパスの末尾にパス区切り子をつけたもの ([例] /home/ilma/, D:\Users\miko\ など. /home/ilma, D:\Users\miko ではだめ) です.
${HOME}${PWD} はそれぞれ ユーザのホームディレクトリと ユーザが Viivi を立ち上げるときにいるディレクトリを表しています.

0. の設定ファイル ${VIIVI_HOME}viivi.vcnf は変更せずに配布されたまま使用してください.

1. から 4. までの設定ファイルは,ユーザが必要に応じて作成してください.
厳密に言えば,Viivi システムが立ち上がる「直前」に, 0. から 4. までの設定ファイルが順番に読み込まれます.

Viivi システムが立ち上がったあと, 引数コマンドとして与えらた指定が順次読み込まれます.

	5a.	引数コマンド	(任意,編集可)

このとき,ライブラリ入力を指定する引数コマンド (コマンドライン引数オプション) -L を用いれば, 任意の Scheme ファイルをライブラリファイルとして引数コマンド列の中に与えることができます.
複数個のライブラリファイルを与える場合には, それぞれのファイル名の前に引数コマンド -L が必要です.
	5b.	「引数コマンド -L」+「通常の Scheme ファイル」	(任意,編集可)

ユーザはデフォルトの設定をより低い優先度 (リストの上のほう) の設定ファイルに, ユーザやプロジェクトのディレクトリごとに指定する設定を より高い優先度 (リストの下のほう) の設定ファイル (や引数コマンド) に記述することによって 柔軟なカスタマイズを行うことができます.

編集不可な 0. の設定ファイル ${VIIVI_HOME}viivi.vcnf を除けば, ホームディレクトリ ${HOME} と 現在の作業ディレクトリ ${PWD} に 2 つずつの編集可能な設定ファイル viivi.vcnf および .viivirc があることにお気づきだと思います.

viivi.vcnf のほうが .viivirc よりも 高い優位性を持っていますから, これら2種類の設定ファイルは次のように使い分けることができます:
  1. 新しく導入した,まだテスト中の設定項目は,まず設定ファイル viivi.vcnf に書いておきます.
  2. その設定項目が正しく機能することが確認でき,デフォルト設定として使うようになれば, もう一方の設定ファイル .viivirc へ移動しておきます.
このようにすることで,デフォルト設定はあまり編集しない .viivirc ファイルに格納しておき,新しい設定を 頻繁に編集する viivi.vcnf ファイルの上で試すことができます.

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