Viiviの実行に必要な環境
Viiviを走らせるプラットフォーム上には以下のものが必要です.
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64-bit PC
Viivi 第00.18.00 版以降の版を動かすには,
64-bit CPU を搭載した PC が必要です.
一般に販売されているものであれば充分であり,
CPU,メモリ,記憶容量など特に高スペックのものでなくても動きます.
第 00.17.01 版以前の版では 32-bit PC でも動いていましたが,
第 00.18.00 版以降の版では 64-bit PC だけしかサポートしません.
もちろん,大きな規模のプログラムを動かすためには大きなメモリ容量が必要です.
Viivi が使用できるメモリ容量の上限値は
ハードウェア/OS/JVM の制限によって決まります.
Viivi IDE は,
スマートフォン/タブレット (Android または iOS 搭載) や PDA のような
Java/Swing のマルチウインドウ環境に対応していないデバイス上では動きません.
参考: ハードウェア環境整備の優先順位
Windows 11 の審査に落ちた PC を手元にお持ちなら,
Linux を入れて Scheme 専用マシンに改造するのはいかがでしょう.
ハードウェアの環境整備に金銭的余裕があるのなら,
1.ディスプレイの広さと 2.メモリ容量を優先することをお勧めします.
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ディスプレイの広さ
Viivi IDE は
ディスプレイに広い表示範囲があれば多くの情報を一度に提示できるので快適に使えます.
HDMI ケーブルなどで PC に接続可能な 4K テレビをお持ちなら巨大な外部モニタとして使用可能です.
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メモリ容量
Scheme プログラムは再帰呼び出しを多用するため比較的多くのメモリを使用する場合があります.
末尾再帰呼び出しを使えばメモリ消費量を減らすことは可能です.
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CPU 性能
特に高速/多スレッドの CPU を用意する必要はありません.
もちろん高速な CPU なら Viivi を速く走らせられます.
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外部グラフィックスカード
たしかに Viivi IDE はグラフィカルな画面表示を行いますが,
CPU に内蔵されたグラフィックスチップ (外部グラフィックスカードなし) のシステムでも
作者が特に問題を感じたことはありません.
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(HDD や SSD などの) 外部記憶装置
大量の外部データを処理する場合を除き,
Viivi そのものは特に大きな外部記憶容量を必要とするものではありません.
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1.8.0版 以降の JRE (Java Runtime Environment)
JVM を含む,Java プログラムを実行するためのソフトウェア環境です.
JDK (Java Development Kit) は JRE を含んでいます.
JRE は必ず 1.8.0 以上の最新版をお使いください.
1.8.0 版よりも古い JRE では Viivi は動きません.
まだインストールされていない場合には,
最新のJREを入手して正しくインストールしてください.
PC 用の JRE は ORACLE 社のウェブページ
ORACLE 社のウェブページ
から入手可能です.
その他 (Apple など) のプラットフォーム用の JRE は
各プラットフォームのメーカーにお問い合わせください.
なお,作者の開発環境では Oracle 社製の JRE でのみ動作を確認しています.
ほかの JRE では動かないおそれがありますのでご注意ください.
ご連絡方法
2010/10/24 開設
2022/03/02 更新
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