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Viivi IDE に組み込みエディタはありません

まず最初に,Viivi IDE には, 他の IDE に通常備わっているソースコードを編集するためのエディタがありません.
同様に,テキストファイルの検索・置換,ファイル操作,外部コマンドを実行する機能 なども備わっていません.
(Scheme コード内から手続き system-shell を使って外部コマンドを呼び出すことは可能です.)

これは作者が実装をサボったわけではなく,ユーザが外部の好きなツール群を取り込んで IDE の機能を拡張する使いかたを想定しているため, Viivi IDE を意図的にそのような設計にしてあります.
ユーザはいつも使っているエディタでソースコードを編集してください.

この基本方針は作者の作業スタイルに基づくものです.
Viivi の開発環境はずっと Solaris/Linux でしたが, 他の IDE を使うときも編集は必ず vi/vim で行っています.
検索/置換は grep/ sed, 複雑な処理は awk/gawk で, それでも対応できないものは Java/JavaCC を使います.

もちろん初心者の方に grepsed を使うことを 強要するつもりはありません.
それぞれのプラットフォーム上で, たいていのエディタにはテキストファイルの検索・置換機能が備わっているでしょうし, ファイル操作にはファイルマネージャが, 外部コマンドを実行するには適当なプログラム立ち上げツールが用意されています.
ユーザのスキルに応じて最も効率的な外部のソフトウェアを選択してお使いください.

いわゆる「統合化ソフトウェア」を作る気は最初からありませんでした.
非力な作者ががんばって中途半端なツールを組み込むよりも, それぞれの機能に特化した,すでにある専用の高機能な外部ツールを使うほうが賢明だという判断です.
現在ではその存在すらほぼ否定されているそうですが, 作者はこれがいわゆる Unix 哲学のひとつだと信じています.

エディタに関しては,プログラミング初心者の方は 無料で公開されている人気のあるものの中から好きなものを選べば良いでしょう.
どれを選べばいいかわからない方には gedit をおすすめします.
これは GNOME デスクトップ環境のためのエディタですが, 多くのプラットフォームに対応しており, Scheme を含むプログラミング言語にも対応しています.
これをおすすめするポイントは, プラットフォーム間の文字コード体系や改行文字の違いを吸収してくれることです.
Windows 環境などで,配布パッケージ内のテキストファイルの表示が乱れて読めない方は gedit をお試しください.



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2022/03/02 開設
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