Viivi 00.23.00 (alpha) 版リリース・ノート

Viivi 00.23.00 (alpha) 版では以下の点を修正しました．

• より多くの慣習的なコードにデフォルトの状態で対応できる ようにするために，デフォルトでの R5RS 互換性を変更しました．
  
  • シンボル call/cc の束縛
    • [旧] 束縛なし
    • [新] 束縛あり
  • 継続呼び出しの引数の個数
    • [旧] 1個
    • [新] 0個 または 1個
  • eval 呼び出しの引数の個数
    • [旧] 1個
    • [新] 1個 または 2個
  • define 呼び出しからの戻り値
    • [旧] #<unspecified>
    • [新] 新しい束縛値
  • set! 呼び出しからの戻り値
    • [旧] #<unspecified>
    • [新] 新しい束縛値
  • load 呼び出しからの戻り値
    • [旧] #<unspecified>
    • [新] 最終評価値


• 上の変更に伴い，引数コマンド -callcc が boolean 引数値を取るように変更しました．
  • -callcc true
    シンボル call/cc に手続き #<proc:call-with-current-continuation> を束縛する．
  • -callcc false
    シンボル call/cc の手続き #<proc:call-with-current-continuation> への束縛を外す．


• 引数コマンド -callcc/-C/-E について，エラー処理を修正しました．