Viivi 00.08 リリース・ノート

第00.08.00版では，第00.07.00版から以下のような改良を行いました．

• コマンドライン引数「-g」で与えられるデバッグトレースシステムの デフォルトのモードを「-d 3」等価なものから「-d 7」等価なものに変更しました． 新規に導入したビットフラグ「4」は，ある種の手続きによる副作用を 可視化するためのものです: 新たな束縛関係の生成を「○ 」と「→ 」，束縛関係の変更を「● 」と「→ 」， (ペア，ベクトル，文字列などの)複合データ構造の変更を「■ 」と「⇒ 」 などの記号と矢印を用いて表示します．

  	【例】
  	○ var →  30			シンボル var が 値 30 に新たに束縛された．
  	● var →  "abcde"		シンボル var が 値 "abcde" に束縛し直された．
  	■ (10 20) ⇒  (5 20)		リスト (10 20) が (5 20) に変更された．
  	■ "abcde" ⇒  "abc9e"		文字列 "abcde" が "abc9e" に変更された．
  		

• エラー処理システムをすべて書き直しました． これによりエラーの原因の究明やエラーが起きた箇所の特定を より容易にできるようになると思います． ただし現在まだ修正中ですので，エラー情報が不完全な場合があります (たとえば，パース中のエラーについては何も表示されません)． 今後数版をかけて安定させるようにします．


• 小さなバグ修正．